#36 高気密で症状改善?!住宅の気密と健康の関係

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こんにちは!

今回は前回に引き続き、住宅の気密特集第二弾です!

前回のブログでは、住宅の気密とは何か?についてご紹介いたしました。今回は住宅の気密性と健康の関係にフォーカスしていきます。

気密性が高いと何が違う?

まず、気密性が高い住宅の最大の特徴は「隙間がない」ということです。言い換えると、「家の内と外で空気が分断している」状態です。隙間がなくて換気はどうするの?と思う方もいると思います。

そこで登場するのが、計画換気システムです。

(出典:LIXIL)

計画換気システムとは、住宅内の空気を計画的に入れ替えるためのシステムです。

高気密住宅と計画換気システムを組み合わせることで、常に新鮮な空気を保つことができます。

高気密の暮らし

高気密住宅には以下のような特徴があります。

 

①汚染物質を取り込まない

PM2.5や花粉、カビの胞子、黄砂など外気にはいろいろな空気汚染物質が含まれています。

(出典:LIXIL)

高気密にすることで、これらの物質の隙間からの侵入を防ぎます。それに加え、計画換気システムに高性能フィルターを用いることで、2.0µmの微小粒子や空気汚染物質の侵入を抑えることができます。
空気中の汚染物質が少なると、花粉症、そして、喘息などの呼吸器疾患のリスクが低減されます。

 

②快適な温度、湿度を保ちやすい

気密性の高い家では、空気をコントロールできます。
気密性の低い住宅では、屋外の空気が流れ込み、温度や湿度の影響を受けます。それに対し、高気密住宅では屋外の空気の影響を受けにくいので、省エネルギーで快適な温度、湿度を保つことができます。そして、建物の基礎から空気を断ち切っているので、冬に足元が冷えにくいのも特徴です。
また、湿度が高い環境では、カビやダニが発生しやすくなります。

 

③空気の”よどみ”ができない

住宅内でのカビやダニの発生は、空気のよどみも一つの原因だと言われています。気密性が低い住宅では、窓や壁の隙間から外気が侵入し、空気の流れにムラができ、住宅全体の空気を入れ替えることは難しいのに対し、気密性の高い住宅では、住まいの隅々にゆるやかな空気が流れます。空気のよどみが少なくなり、カビ・ダニの繁殖を抑えることが期待できます。

(出典:LIXIL)

 

④結露を防ぐ

結露は住宅の大敵で、カビの発生の原因になるだけでなく建物の不朽も進行させます。
結露は屋内と屋外の気温差が大きい場合や湿度が高い場合に発生します。冬に起こるイメージが強い結露ですが、梅雨から夏にかけての高湿度な外気がクーラーの冷気で冷やされて発生することもあります。
結露を防ぐには、外気の影響を抑えると同時に屋内の温度や湿度を安定させることが重要です。
住宅を高気密にすることで不安定な外気の流入を抑え、換気システムを併用することで、室内の温度や湿度を安定させることができます。

 

⑤ヒートショックのリスクを軽減

ヒートショックとは、冬場の脱衣室から湯舟など、急激な温度差があるときに、めまいや失神、心筋梗塞などをおこす症状です。
高気密住宅は高断熱を組み合わせることで、家中の気温差を小さくすることができヒートショックの危険性を抑えることができます。

 

高気密で健康に

高気密住宅は、高断熱や換気システムと組み合わせることで、一年を通して快適な屋内環境を保つことができます。温暖化が進行し、大気汚染も問題になる昨今では、高気密は健康な生活を送るうえで
弊社では、高断熱高気密のSW工法の住宅を施工しております。お気軽にお問い合わせください!